長者原SAで防災実地訓練を公開実施します
平成20年8月28日
東日本高速道路株式会社
東北支社
NEXCO東日本東北支社(仙台市青葉区、支社長:鹿島幹男)は、高速道路が災害時に緊急輸送路として地域の交通確保に大きな役割を果たす重要性にかんがみ、震度7を越える宮城県沖地震が発生したことを想定した実地訓練(一般公開)を長者原サービスエリア(SA)で実施します。
1 目的
高速道路防災関係者が合同で防災実地訓練を行うことにより、関係会社との相互協力体制の強化、災害応急対策の実践的技能の向上、併せて社員及び関係会社の防災意識の高揚を図ることを目的とする。
2 日時
平成20年9月1日(月) 14:30~15:30
- 荒天時は訓練を中止します。
実施の有無は古川管理事務所(0229-23-1010)にご確認ください。
3 場所
東北自動車道 長者原SA(上り線)
4 参加組織
NEXCO東日本 東北支社、古川管理事務所、仙台管理事務所、NEXCO東日本グループ会社(4社)
5 訓練想定
宮城県沖地震(地震の規模:最大震度7)が発生し、高速道路施設が被害を受けて走行不可能となったことを想定。
6 訓練内容
高速道路が被災し、段差が生じたことにより走行が不可能になった状況を想定し、応急復旧による緊急輸送路確保までの初動体制を重視した訓練。
- 現地対策本部運営訓練
- 地震発生に伴い、現地対策本部を設置するとともに、防災対策車、衛星通信車の設営及び画像送信の訓練。
- 休憩施設のお客さまの避難誘導訓練
- 休憩施設内のお客さま(当社係)を屋外の園地等へ安全に避難させる訓練。
- 救護活動、消火活動模擬訓練
- AED装置による心肺蘇生訓練及び消火器を用いた消火訓練。
- 道路緊急点検訓練
- 被災した高速道路の緊急点検に出動するために必要な装備の確認及び、点検における損傷状況把握及び現地対策本部への報告訓練。
- 路面段差の修正訓練
- 段差により通行不可となった箇所を擦り付けるための土のうを作成し、応急的に擦り付けて車両の通行を可能とする訓練。
7 参考
【長者原SAの防災上の位置付け】
長者原SAは大規模な災害が発生した場合は、以下のような機能を備えています。
- 高速道路が損傷を受けて走行不可能となった場合、車両の一次待機(避難)場所。
- SAにおけるお客さまの救護、炊き出し等の支援、防災備蓄庫の物資を提供。
- 当SAはウェルカムゲートを設置し、SAの外からの出入りが可能な構造となっているため、大規模災害時には一時的に周辺住民の皆さまの避難場所として活用可能。
- 当該SAにはヘリポートが設置されており、大規模な事故や災害が発生した場合の消防、防災ヘリコプターの離着陸の基地として使用可能。
- NEXCO東日本は宮城県と締結している「大規模災害発生時における相互協力の協定」に基づき、当該エリアが防災拠点としての役割を果たします。