グループ会社の社員による高速道路の不正通行について

平成23年2月2日
東日本高速道路株式会社
関東支社

 東日本高速道路株式会社のグループ会社 株式会社ネクスコ・トール関東(東京都墨田区、代表取締役社長:石川秀一)の社員が、私用で高速道路を使用した際、不正な通行方法によって通行料金の一部を免れていたことが判明しました。

 このため、株式会社ネクスコ・トール関東は、不正通行に関与した3名の社員を平成22年9月17日付けで懲戒解雇処分にするとともに、当社では12月21日付けで茨城県警察に被害届を提出しました。

なお、本件につきましては、捜査への支障を踏まえた警察からの要請を受け、本日まで公表を差し控えていました。

 お客さまを始め、関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけし、また信用を失墜させる事態を引き起こしたことを、心より深くお詫び申し上げます。

 今後、コンプライアンス意識の一層の向上を図り、再発防止及び信頼回復に向けて取り組んでまいります。

【概要】

1 事実関係

 従前から取り組んでおりました不正通行に関する調査の中で、料金収受員A(64歳、男性、高萩市在住)が使用する車両に不正通行の疑義が生じたことから、社員本人に事情聴取を行った結果、計4回の不正通行の事実を認めました。

 また調査過程で、料金収受員Aが行った計4回の不正通行のうち1回については、車両に同乗中の料金収受員B(48歳、女性、日立市在住)の共謀により不正通行が行われたこと、4回の不正通行のうち2回については、出口料金所で勤務中の料金収受員C(64歳、男性、日立市在住)が不正通行の可能性を認識しながら事実の報告を怠っていたことが判明しました。

2 不正通行の手口

 出口料金所において支払いをする際、近隣インターチェンジから流入したと偽りの申告を行い、本来支払うべき通行料金との差額を計4度にわたって不正に免れていました。

3 不正に免れた金額

 11,000円(平成21年12月2日から平成22年3月9日までの4回の不正通行分)