日本道路公団の歩み
(1956~2004年)
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1956
日本道路公団 設立
日本経済が戦後の窮乏状態を乗り越え、成長期を迎えたこのころ、自動車輸送への依存度が高まるにつれ、問題となったのが道路整備の立ち遅れ。その解決のため、昭和31年4月16日に日本道路公団が誕生しました。
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1963
日本初の高速道路 名神高速道路(尼崎~栗東間)開通・
交通管理隊発足日本初の高速道路として完成したのは尼崎~栗東間の71km。当初の最高速度は100km/h、最低速度は50km/hでした。また、開通に合わせ交通管理隊も誕生し、担当区域を1日に12~13回パトロールしていました。
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1985
関越トンネル下り線 開通
11kmもの長さを誇る、関越トンネル。総事業費約630億円という一大プロジェクトでした。
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1992
東京外かく環状道路 美女木〜三郷開通
美女木~三郷間の21.1kmが開通し、首都圏の交通混雑緩和や都市間の円滑な交通ネットワーク実現の第一歩となりました。
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1997
東京湾アクアライン 開通
東京湾を横断して神奈川県川崎市から千葉県木更津市へ至る高速道路が東京湾アクアライン。
川崎側の9.6kmがアクアトンネルと呼ばれる海底トンネルで、木更津側の4.4kmがアクアブリッジと呼ばれる橋梁となっています。 -
2000
ETC 導入
有料道路を調査した結果、最も渋滞発生箇所が多かったのが料金所。その割合は全体の約30%にもなりました。この料金所渋滞の緩和と、解消のため導入されたのがETCです。料金所のスムーズな通過を実現させました。
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2004
新潟県中越地震
この震災で関越自動車道の六日町IC~三条燕IC間の広範囲で車線全体が崩壊するなど、約2,000カ所の損傷が確認されました。地震発生直後から直ちに緊急点検を開始。発災から約19時間後に「緊急道路」を確保し、約13日後に一般開放しました。