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ICTやロボティクスなど、日々進化する技術を活用し、10年後、20年後の未来に、高速道路はどのような機能やサービスを提供すべきなのでしょうか。ここでは、NEXCO東日本が考える「次世代高速道路」のビジョンの一部を、イラストマップにまとめてみました!さぁ、未来の高速道路がどんな姿になるのか、MAPで詳しく見てみましょう!
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GPS と連動し、高速道路本線上のどの場所にいても、走行位置に応じて行先の交通状況を配信する次世代ハイウェイラジオ。たとえば、進行方向のおよそ1 ㎞先で事故や落下物があれば、緊急情報としてプッシュ配信することが可能です。また、多様なお客様に安心して高速道路をご利用いただくため、道路交通情報は多言語で提供します。
高速道路を走る多くの車両からプローブデータ(速度などの走行履歴・ブレーキ・ハザードランプなどの車両データ)を収集し、道路管制センターで集約・解析をすることで、事故発生や落下物の可能性を早期に検知します。 近くを走行する車両に対しては、注意喚起情報を即時に提供することが可能です。
高速道路の路側に設置するカメラやセンサーを活用し、高速道路の状態を 24 時間 365 日、常に監視します。さらに、蓄積した膨大な画像・動画データ、センサーデータを AI 等で分析し、高精度かつ自動で異常を検知します。渋滞情報や落下物等の異常事象をいち早く把握し、道路管理者がスピーディに対応でき、ドライバーに情報を提供することで安心、快適に走行することが可能です。
従来の巡回車両で高速道路をパトロールするだけでなく、ドローンを活用して交通状況や道路状況の点検を行います。ドローンによって空の上から交通の流れの様子や事故等を監視し、リアルタイムに道路管制センターに共有することで、被害状況・渋滞状況を短時間で的確に把握することができます。
大型車専用の パーキングエリアを整備することで、他のサービスエリア・パーキングエリアの混雑を緩和しながら、⾧距離ドライバーの休憩場所の確保をスムーズにします。また、インターチェンジや休憩施設において上下線でドライバーが往来可能な構造とし、ドライバー交代の拠点として活用することも想定しています。
バス等の公共交通機関が発着できる設備や、空飛ぶ車の活用を想定した離発着エリア、将来的にはサービスエリア・パーキングエリア から高速道路外に流出可能な出入口を整備します。また、高速道路と目的地をつなぐ交通手段に乗り換えが可能なモビリティ・ハブ(ハイウェイバスタ)を整備することで、バスなどからレンタカーなどへの乗り換えが容易になり、目的地までのスムーズな移動が可能です。
自動運転技術の進化に合わせて、高速道路上の標識のあり方も進化します。現在のように、最低限の情報を視覚的に伝える標識から、車両が読み取って情報認識する標識(QR コード、IC タグ等)へ変更を検討しています。将来的には、物理的な設置物をなくして、車両がバーチャルで標識情報を把握するシステムを構築します。
ドライバーがサービスエリア・パーキングエリアの駐車マスを事前に予約できるシステム。各駐車マスの稼働状況をリアルタイムに把握しシステムに反映することで、効率的に駐車マスを運用。確実にサービスエリア・パーキングエリアに駐車して休憩時間を確保でき、高速道路がさらに便利になります。
高速道路の1車線を自動運転車両や物流車両の隊列走行用のレーンとして区分し、安全で円滑な走行ができる環境を整えます。専用レーン整備に先立ち、実証実験フィールド(モデル区間)を整備予定です。
現在遊休施設となっている高速道路上のバス停や本線トールバリアを有効活用し、駐車マスとして使えるように整備します。サービスエリア・パーキングエリアでなくても車両を止めて休憩できる地点が増え、高速道路がさらに安心、便利になります。
物流の効率化を促進するため、ダブル連結トラックや隊列走行の形成・解除拠点となる物流中継拠点を整備します。 ETC 情報を活用し、車両の入出情報を収集・事業者に提供することで、適切な運行管理を支援します。また、物流拠点において、ドライバーの空き状況、積荷の種類、最終目的地・仕向け地、車両の空き状況等を把握し、積荷と車両のマッチングを行い、物流をマネジメントするシステムを構築します。
サービスエリア・パーキングエリアの所定の場所で車から降りると、車両が自動で駐車マスに走行・停車するバレーパーキング。自動運転車両の機能をフル活用でき、空きスペースをドライバー自ら探す必要もなく快適に休憩時間を過ごすことができます。出発したいときは休憩施設内から車両の呼び出しをすれば、所定の場所まで車両が来てくれます。自動駐車が実現することで、人の出入りが少なくなることから、駐車スペースを省スペース化でき、駐車できる台数の増につながります。
高速道路を走行中に、ワイヤレスで電気自動車に給電できるレーンを整備します。自動運転専用レーン上に整備することで、位置ずれを発生させず、より効率的な給電を実現。また、車両搭載のバッテリーの減り状況等を判断し、限られた電量系統の中から給電対象車両を判断します。電気自動車の航続可能距離がさらに延伸し、電気自動車で高速道路を走行するのがさらに快適になります。