高速道路の危機管理
災害からの早期復旧や、緊急時の迅速な対応に努めています
高速道路の災害復旧
地震などの災害発生時には、交通の確保に向けて速やかに点検や復旧工事を行います。
東日本大震災における復旧活動の事例
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、東北道や常磐道などで路面のクラックや段差、盛土崩落、伸縮装置の破損など多くの損傷が発生しました。震災直後は約2,300kmの通行止めを実施し、緊急点検や仮復旧を実施。翌日には緊急交通を確保、13日後にはほぼ全線の通行止めを解除しました。
常磐道 水戸IC~那珂IC間 盛土崩壊箇所の復旧状況
救命活動の支援
災害発生時や緊急救命活動をサポートするために、救命活動支援ヘリポートなどを整備し、関係機関との訓練を実施しています。
救命活動支援ヘリポートの整備
災害発生時に負傷された方々の速やかな搬送や迅速な災害対策の実施のため、北海道・宮城県・福島県・群馬県などの15ヵ所のサービスエリア等にヘリコプターが離着陸するための「救命活動支援ヘリポート」を整備し、料金所敷地内で離着陸訓練も実施しています。
休憩施設の防災拠点化
東日本大震災において、高速道路の休憩施設が自衛隊や消防などの集結拠点や中継拠点として活用されたことを受けて、災害発生時に関係機関が災害救助活動を効果的に行うために、共同の災害対策室として活用できる機能を備えた休憩施設の整備を行い、関係機関と合同で防災訓練も実施しています。
耐震補強
大規模地震発生時において、落橋・倒壊を防ぐ対策は完了していますが、さらに緊急輸送道路としての機能をいち早く確保するため、耐震補強工事を進めています。
被災地支援
災害発生時には、関係自治体や他の高速道路会社等と連携して、支援車両派遣・ボランティア活動などの被災地支援を実施します。
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