関東地域全域でITSスポットサービスが始まります
~東日本大震災により延期していた区間のサービスを7月14日から開始します~
平成23年7月13日(水)
国土交通省関東地方整備局 道路部
東日本高速道路株式会社 関東支社
国土交通省関東地方整備局とNEXCO東日本関東支社は、東日本大震災の発生により、サービス開始を延期していた区間のITSスポットサービスを7月14日から開始することとしましたのでお知らせします。
なお、同時に新潟地域でもサービス開始します。
これにより、関東地域では既にサービスを開始している中日本高速道路株式会社及び首都高速道路株式会社管内と併せ、全ての区間でサービス開始となります。
○7月14日サービス開始
関東(NEXCO東日本管内)地域及び新潟地域
○8月開始予定
東北地域
- サービス提供中
北海道、関東(NEXCO中日本及び首都高速管内)及び中部以西
【参考】
ITSスポットサービスの詳細については、こちらをご覧ください。
1 7月14日からサービス開始する区間
関東地域では既にサービスを開始している中日本高速道路株式会社及び首都高速道路株式会社管内と併せ、約430基のITSスポットにより全ての区間でサービス開始となります。
関東地域周辺のサービス提供範囲
2 ITSスポットとは
高速道路上を中心に設置した約1,600基の「ITSスポット」と自動車に搭載された「対応カーナビ」との間で高速・大容量通信を行い、広域な道路交通情報や音声、画像などが提供されるとともに、自動車からも情報のやりとりを実現します。
3 サービスの内容
・3つの基本サービス
【ダイナミックルートガイダンス】
広範囲の渋滞データを受信。カーナビが賢くルート選択。
【安全運転支援】
ドライブ中のヒヤリを減らす事前の注意喚起。
【ETC】
ETCのサービスも実現。
・その他のサービス
【インターネット接続】(一部の機種で実現)
サービスエリアや道の駅などにおいてカーナビからインターネットにアクセスが可能。
・将来のサービス
このほか、決済、観光、物流などのサービスも今後展開する予定。
これらのサービスについては、官民連携による実証を推進。
1)ダイナミックルートガイダンス
首都圏内においては、首都圏全体の情報を送信することで、多数のルートの中から都心の渋滞を避けるルートが選択でき、道路ネットワーク全体の有効な活用が可能になります。(これまでのFM-VICS では都県単位でしか配信されませんでした。)
広域な道路交通情報の提供イメージ【首都圏:埼玉県内の事例】
大都市間移動の場合、経路選択が可能なジャンクション手前で、ITSスポットから広域な道路交通情報(目的地までの所要時間、通行止めや渋滞等)を提供します。
都市間移動の例(東京~福島)
2)安全運転支援
通常時は広域な道路交通情報を提供するITSスポットで、各道路の交通安全上の課題に合わせて、緊急時に安全運転支援情報を提供します。
3)ETC
ITSスポットは、ETCと同じ通信技術を活用しており、対応カーナビを用いることで従来のETCのサービスも受けることができます。
4)その他のサービス
一部機種により、サービスエリアや道の駅などにおいてカーナビからインターネットにアクセスが可能です。
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