国道468号首都圏中央連絡自動車道(しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどう)(圏央道(けんおうどう))
~ 川島(かわじま)IC(インターチェンジ)から桶川北本(おけがわきたもと)IC(インターチェンジ)間が3月28日に開通 ~

平成22年2月15日
国土交通省 関東地方整備局 大宮国道事務所
東日本高速道路株式会社 関東支社 さいたま工事事務所

 国土交通省関東地方整備局と東日本高速道路(株)関東支社にて共同で事業を進めてきました圏央道の川島IC(かわじまインターチェンジ)から桶川北本IC(おけがわきたもとインターチェンジ)までの延長5.7kmが開通することとなりました。

開通日

平成22年3月28日(日) 15時

  • 開通式典の概要については後日お知らせします。

開通区間

川島IC(かわじまインターチェンジ)(川島町大字平沼(かわじままちおおあざひらぬま))から

桶川北本(おけがわきたもと)IC(インターチェンジ)(桶川市大字川田谷(おけがわしおおあざかわたや))までの延長5.7km

【期待される整備効果】

東西方向のアクセスが向上

  • 圏央道桶川北本(おけがわきたもと)IC(インターチェンジ)から中央道八王子JCT(ジャンクション)までの移動時間:約40分
  • 桶川市から入間市までの移動時間 :最大で約45分短縮
  • 高速道路20分利用圏人口:桶川市、北本市を中心に約16万人増加

輸血用血液製剤※1の供給体制が向上

  • 埼玉県赤十字血液センター(日高市)から第二次救急医療施設※2(北里研究所メディカルセンター病院)への輸送時間:約15分短縮

企業立地の活性化

  • 圏央道周辺に新たな企業が進出し、経済波及効果や地元雇用の増加が期待
  1. 「血液製剤」:献血された血液をもとに輸血に使用するために製造したもの。
  2. 「第二次救急医療施設」:入院や手術を必要とする重症救急患者に対応する病院。

【圏央道開通区間概要】

首都圏中央連絡自動車道(圏央道)は、首都圏の道路交通の円滑化・環境改善、沿線都市間の連絡強化等を目的とした都心から半径およそ40~60kmの位置に計画されている総延長約300kmの環状の自動車専用道路で、現在までに約96kmが開通しています。

今回開通区間の概要

  • 路線名
    国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道)
  • 開通区間
    川島IC(川島町大字平沼)から桶川北本IC(桶川市大字川田谷)までの延長5.7km
  • 開通IC
    桶川北本IC
  • アクセス道路
    国道17号上尾道路
    • アクセス道路となる国道17号上尾道路の県道川越栗橋線(桶川市大字川田谷)から県道さいたま鴻巣線(桶川市大字川田谷)までの延長2.1kmも暫定2車線で圏央道と同時開通
  • 開通日
    平成22年3月28日(日)15時
  • 車線数
    4車線
  • 当該区間の経緯 平成6年度事業化、平成8年度都市計画決定、平成11年度用地買収着手、平成14年度工事着手

埼玉県内の圏央道位置図のイメージ画像

川島IC~桶川北本ICの開通により東西方向のアクセスが向上

  • 桶川北本ICから中央道八王子JCTまでの移動時間は約40分
  • 桶川市から入間市までの移動時間が一般道利用と比べ、最大約45分短縮
    (一般道利用約90分→圏央道利用約45分)
  • 高速道路20分利用圏人口が、桶川市・北本市を中心に約16万人増加します。これにより、将来の20分利用圏人口約56万人のうち約3割をカバーできます。

桶川市から入間市までの移動時間が圏央道利用により最大約45分短縮のイメージ画像

  • 移動時間はH17道路交通センサスより算出。
    圏央道は80km/h、上尾道路は60km/hにより算出。

高速道路20分利用圏人口は桶川市、北本市を中心に約16万人増加のイメージ画像

  • 埼玉県内圏央道全線開通による20分利用圏の拡大範囲は、既存のIC20分圏を除く
  • 利用圏域人口は平成21年4月の各自治体の住民基本台帳から算出

圏央道の整備により輸血用血液製剤※1の埼玉県内への供給体制が向上します。

  • 圏央道に隣接する埼玉県赤十字血液センター(日高市)にて輸血のための血液製剤を製造し、県内の病院へ供給しています。
  • 圏央道の整備により、圏央道沿線地域の病院への血液製剤輸送時間が短縮し、緊急時の供給体制が向上します。

桶川北本ICに近い病院では、緊急時においてはこれまでの伊奈出張所からの輸送に加え、新たに埼玉県赤十字血液センター(日高市)からの輸送も追加。

例えば、
埼玉県赤十字血液センター→第二次救急医療施設※2(北里研究所メディカルセンター病院):約15分短縮(約50分→約35分)

  1. 「血液製剤」:献血された血液をもとに輸血に使用するために製造したもの。
    輸血用血液製剤のうち「血小板」の使用期限は採血後4日間であるため、迅速な搬送が必要。
  2. 「第二次救急医療施設」:入院や手術を必要とする重症救急患者に対応する病院。

血液製剤の製造・供給に欠かせない圏央道のイメージ画像

  • 【算出条件】
    移動時間はH17道路交通センサスより算出
    圏央道は80m/h、上尾道路は60km/hにより算出

埼玉県内の圏央道整備により新たな企業の立地が活発化します。

  • 埼玉県内の圏央道が全線開通後、計画的な産業基盤づくり※1による経済波及効果として、初期投資により約1,200億円※2工場の操業により年間約6,000億円※3が見込まれます。
  • 平成20年3月の川島IC開通により、1年後には川島インター産業団地の全区画47haに18社の企業進出が決定。
    桶川北本ICの開通により、開発中の産業団地への企業誘致にも期待がもたれています。
  1. :田園都市産業ゾーン基本方針(埼玉県)に基づく産業基盤づくりの目標量180ha(開発の全体面積)を対象
  2. :産業団地の造成や工場の建築などによる効果(埼玉県試算)
  3. :すべての工場等が操業することによる効果(埼玉県試算)

圏央道周辺に企業が次々と進出:計画的な産業基盤づくりによる経済波及効果、初期投資による効果約1,200億円、経常的な効果(毎年)年間6,000億円のイメージ画像

川島IC:平成22年2月撮影、全区画47haに18社の企業の進出が決定のイメージ画像

平成22年2月撮影

【圏央道 桶川北本ICの利用案内】

圏央道桶川北本ICは、国道17号上尾道路(圏央道と合わせて今回開通)がアクセス道路となり、南側方面のみの出入りとなります。

現在の国道17号から圏央道桶川北本ICへのアクセス

現在の国道17号 → 坂田(さかた)交差点 → 県道川越栗橋線 → 上尾道路(今回開通) → 圏央道 桶川北本IC(今回開通)

圏央道 桶川北本ICへのアクセスのイメージ画像

【圏央道 今回開通区間の現在の状況】

桶川北本IC(桶川市大字川田谷(かわたや))

桶川北本ICの写真のイメージ画像

平成22年2月撮影

川島IC(川島町)

川島ICの写真のイメージ画像

平成22年2月撮影

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへの画像リンク(外部リンク)のイメージ画像

PDFファイルをご覧いただくには、AdobeSystems社のプラグインソフト「Acrobat Reader(日本語版)」が必要です。お持ちでない方は、こちらからダウンロード(無料)してご利用ください。