「第15回北海道高速道路の四季フォトコンテスト」入賞作品決定!
~自然、生活、イベントなどを描いた力作から21点が入賞~
令和7年4月24日
東日本高速道路株式会社
北海道支社
NEXCO東日本北海道支社(札幌市厚別区)は、令和6年4月から12月にかけて作品を募集した「第15回北海道高速道路の四季フォトコンテスト」について、北海道教育大学の伊藤隆介教授による厳正な審査を経て、301名の方から寄せられた計1,128点の応募作品の中から、計21点の入賞作品(別紙【PDF:1.4MB】)を決定しました。
「高速道路のある風景」部門の最優秀賞には、えり&にしやん さん(札幌市)の作品『朝陽に向かって』が、「北海道の四季」部門の最優秀賞には、金沢 貴樹 さん(芽室町)の作品『恵みの雨』が、新設した「高速道路のある風景 in インスタグラム」部門の最優秀賞には、遠野 彼方 さん(@fjbpg626)の作品がそれぞれ選ばれました。

(「高速道路のある風景」部門 最優秀賞)

(「高速道路のある風景 in インスタグラム」部門 最優秀賞)

(「北海道の四季」部門 最優秀賞)
本コンテストは、道内の高速道路への親しみの醸成や道内の魅力的な風景の発信を通じた観光促進などを目的として、平成20年(2008年)から開催しているコンテストで、道内の高速道路が風景の一部になった作品が対象の「高速道路のある風景」部門と、北海道の四季を表現した作品が対象の「北海道の四季」部門に加えて、「高速道路のある風景 in インスタグラム」部門を新設し、3部門で作品を募集しました。入賞作品は、NEXCO東日本の「ドラぷら」内専用ページでご覧いただけます。
審査員・伊藤隆介教授の講評(要旨)
第15回を迎えた「北海道高速道路の四季フォトコンテスト」は、なんと前回の二倍近い作品数のご応募がありました。今年も自然、生活、イベントなどを描いた力作が寄せられ、皆さんの「北海道の四季」の視点と表現、テクニックを楽しく鑑賞させていただきました。
「高速道路のある風景」部門で最優秀賞を受賞したのは、道東道を撮影しながらぐっと抒情性の高い『朝陽に向かって』(えり&にしやん さん)です。どこまでも続く直線の道路...という北海道らしい被写体に加え、シンメトリー(左右対称)の構図の中心に、奇跡的に朝日が配置されています。画面の多くの部分が逆光ですが、地平線のシルエットの上に広がる朝焼けの空、その光が道路やトラックに反射する様(あるいは反対に見えない部分)が、物語性や情感を喚起してくるようです。
「北海道の四季」部門で最優秀賞を受賞した金沢 貴樹 さんの『恵みの雨』は、表現色、構成力共に圧倒的でした。雲間から畑の稜線に降り注ぐ太陽光の角度と、大地の畝(うね)の緩やかな方向性が呼応し、静かな躍動感を生んでいます。
今回のコンテストでは、「高速道路のある風景 in インスタグラム」部門も新設されました。
最優秀賞は遠野 彼方 さんの長時間露光によると思われる作品で、空、大地のディティールと質感が、様々な光と色彩と絶妙なハーモニーを生み出す、複雑で見応えのある一品です。
さて雪も融け、北海道にもいよいよ春がやってきました。桜の開花を皮切りに、美しい一年が始まります。カメラ、スマホを携え、高速道路を東西南北へ。「あなたならでは」の北海道の四季を発見しつつ、思い出のコレクションを楽しんでいただきたいと思います。
(全文は、ドラぷら専用ページでご覧いただけます。)

プロフィール
伊藤 隆介(いとう りゅうすけ)
1963年札幌市生まれ。映像作家。アートフィルムやビデオアートの分野で、国内外の映画祭や美術館などで発表活動を行う。現在は、北海道教育大学で写真を含めた映像・メディアアートの教育に携わっている。「村雨ケンジ」名義での漫画評論も多数。北海道教育大学芸術・スポーツ文化学科映像研究室教授。シカゴ美術館附属大学大学院修了。
NEXCO東日本グループでは、2021年度から2025年度までの期間を「SDGsの達成に貢献し、新たな未来社会に向け変革していく期間」と位置づけ、様々な取り組みを行っています。
今回の「北海道高速道路の四季フォトコンテスト」は、持続可能な観光業の促進や地域社会の活性化などにつながる事業活動としてSDGsの8番と17番に貢献するものと考えています。


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