札樽自動車道 若竹トンネルで 鋼板接着剤漏れ防止栓が落下しました
平成20年6月20日
東日本高速道路株式会社
北海道支社
NEXCO東日本北海道支社(札幌市厚別区、支社長:山本裕己)が管理する札樽自動車道の若竹トンネル(上り線:小樽方向)で、コンクリート片落下対策用鋼板の接着剤注入時に漏れを防止する樹脂製の栓(以下、「接着剤漏れ防止栓」)が落下し、トンネル内を走行中のお客さまのお車に当たり傷つけることになりました。
当社では、この事態を重く受け止め、同様の構造箇所の緊急点検を直ちに実施し、本日安全を確認しました。
1 通報内容など
6月17日(火)13時50分頃 当社に、「札樽自動車道の若竹トンネルを走行中にコンクリートの塊の様な物が車の屋根に落下してきた」との通報が入り、当社社員が現地を確認した結果、接着剤漏れ防止栓が、トンネル内に落下しているのを確認し、更に緊急点検・調査により落下箇所の特定をしました。
2 発生場所
札樽自動車道 若竹トンネル(上り線:小樽方向) (開通年月日 昭和46年12月4日)
小樽市若竹町(わかたけちょう)地先(小樽インターチェンジ ~ 朝里インターチェンジ間)
3 落下物
接着剤漏れ防止栓 直径4.5cm×高さ2.5cm 重量約35g
(平成元年12月 コンクリート片落下対策用鋼板設置)
4 落下原因
落下に至った原因の詳細については、現在調査中ですが、施工後約20年が経過していることから樹脂の劣化が原因と推測されます。
5 当該個所の点検履歴
詳細点検 平成16年10月 異常なし
定期点検 平成20年 5月26日(月) 異常なし
日常点検 平成20年 6月16日(月) 異常なし
6 今回緊急点検実施の結果
- 点検対象総数 10,302個
- 緊急点検時に除去した数 50個
不具合な接着剤漏れ防止栓については、点検時に全て除去し、安全を確認しました。
【別添】
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