国内初! 大雪時の道路ネットワーク代替性確保に資する4車線化事業が、気候変動に適応する事業としてサステナビリティ・ファイナンスの第三者評価を取得
~7月、当社初のサステナビリティ・ボンド500億円を発行予定~
令和6年6月10日
東日本高速道路株式会社
NEXCO東日本(東京都千代田区)は、本日、株式会社格付投資情報センター(R&I、東京都千代田区)からサステナビリティ・ファイナンスに関する第三者評価※1を取得しました。4車線化事業が大雪に適応する事業としてサステナビリティ・ファイナンスの第三者評価を取得するのは国内初となります(当社調べ)。
サステナビリティ・ファイナンスとは、気候変動などの環境問題や社会的課題の解決に向けたプロジェクトに充当することを目的とした資金調達手段です。
当社は、令和元年6月以降、ソーシャル・ファイナンス※2によって資金を調達し、道路建設事業等を通じて社会的課題の解決に取り組んできました。
当社が進める4車線化事業は、大雪や大雨によって車両の立ち往生やのり面の崩壊等が発生した際に4車線のうち2車線を対面通行として交通機能を確保することや、並行する一般道が通行止めになった際の代替路として機能します。この点が環境問題の解決に資すると認められ、新たにR&Iからの第三者評価を取得しました(下表参照)。本年7月には、当社初のサステナビリティ・ボンド(環境及び社会貢献債)500億円を発行します。
NEXCO東日本は、調達した資金を活用して社会的・環境的課題の解決に取り組み、高速道路事業を通じて持続可能な社会の実現を目指します。
- ICMA(国際資本市場協会:International Capital Market Association)が定めるサステナビリティボンドガイドライン等に適合している旨の評価
- 調達資金の使途が、社会的課題の解決に資するもの
立ち往生や土砂災害による道路ネットワーク寸断を
防止することを目的とした事業(気候変動への適応)
気候変動への適応事業(グリーンプロジェクト)に該当するとの第三者評価を取得した事業(令和6年6月時点)
路線名 | 対象区間 | 環境的課題 | 路線名 | 対象区間 | 環境的課題 |
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道東道 | 占冠IC~トマムIC | 大雪時の ネットワーク代替性確保 |
磐越道 | 三川IC~安田IC | 大雪及び大雨時の ネットワーク代替性確保 |
トマムIC~十勝清水IC | 大雨時の ネットワーク代替性確保 |
会津坂下IC~西会津IC | 大雪時の ネットワーク代替性確保 |
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秋田道 | 北上西IC~湯田IC | 大雪時の ネットワーク代替性確保 |
西会津IC~津川IC | 大雪時の ネットワーク代替性確保 |
サステナビリティ・ファイナンスについて
サステナビリティ・ファイナンスの枠組みで調達した資金は、以下のプロジェクトに充当
- SBP:ソーシャルボンド原則(Social Bond Principle)
GBP:グリーンボンド原則(Green Bond Principle)
これまでソーシャル・ファイナンスにより調達した事業の例
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