東北自動車道上り線 矢板インターチェンジの合流車線が延伸します
~ 渋滞の緩和をめざして ~
平成22年 6月24日
東日本高速道路株式会社
関東支社
NEXCO東日本関東支社(東京都台東区)では、東北自動車道上り線の矢板インターチェンジ(IC)付近での渋滞緩和をめざし、同ICの合流車線を延伸する工事を進めてまいりましたが、この度7月16日(金)に供用を開始しますのでお知らせします。
1 供用開始の日時
平成22年7月16日(金) 15時※
- 当日の天候状況などにより、供用開始時刻が前後する場合があります。
2 事業の概要
東北自動車道上り線の矢板IC付近は、夏季混雑期や大型連休など交通量が多い時期に大きな渋滞が発生するポイントの一つとなっています。また、最近では週末にも渋滞が発生している状況です。この主な原因は、上り坂による速度低下に加え、ICから合流する車の影響と、それを避けるための右側への車線変更増加に伴う速度低下によるものです。
このため、スムーズな合流と車線変更の減少による渋滞の緩和をめざし、上り線の合流車線の延伸を行うものです。
3 位置図
4 矢板IC付近での渋滞発生原因と改善策
上り線の矢板IC付近は上り坂(勾配3%)のため、気付かないうちに速度が低下してしまいます。また、ICから合流する車の影響と、それを避けようと右側(追越車線)に車線変更する車の影響で、さらに速度が低下することにより、交通量が多い時期での大きな渋滞の原因となっています。
この渋滞を緩和するために、上り線の矢板ICの合流車線を、現在の約200mから上り坂の頂上を越える約1.9kmまで延伸するものです。
これにより、長い合流車線を使ったスムーズな合流となり、合流する車を避けるための右側(追越車線)への車線変更も減少し、速度低下が抑えられ、渋滞が緩和されます。
また、合流車線の延伸による渋滞緩和効果をより高めるため、ICをご利用のお客さまに「長い合流車線のご利用」、本線走行中(矢板IC通過)のお客さまに「なるべく走行車線をご利用」いただくための、案内標識なども設置します。
【渋滞をより緩和するために】
- 矢板ICから上り線(東京方面)をご利用のお客さま
・・・長い合流車線を十分にご利用いただき、スムーズな合流にご協力ください。
- 本線(上り線)を走行中(矢板ICを通過)のお客さま
・・・延伸前よりもICからの合流がスムーズになります。混雑時は右側(追越車線)への不用意な車線変更を避け、IC手前から合流車線の終わりまで、なるべく走行車線のご利用にご協力ください。
5 対策後の改善効果
上り線の矢板IC付近の渋滞緩和に伴う交通の流れの変化により、その先の渋滞ポイントである上河内サービスエリア(SA)付近の渋滞が現在よりも若干増加しますが、西那須野塩原IC~宇都宮IC間全体の渋滞通過時間※の短縮が見込まれます。
- 主に矢板IC付近を先頭とする渋滞の通過時間と、上河内SA付近を先頭とする渋滞の通過時間の合計
6 広報について
- ポスターやチラシをサービスエリア及びパーキングエリアなどで掲示します。
- 横断幕を高速道路上の跨道橋などに掲示します。