高速道路とエアモビリティの連携を推進
スタートアップ企業 株式会社AirXへの出資を行いました
(株)BONXに続く出資第2弾 地域活性化への貢献や移動環境の変革を目指して

令和7年1月29日
東日本高速道路株式会社
NEXCO東日本(東京都千代田区)は、「ドラぷらイノベーションラボ」によるスタートアップ企業との共創に向けた取り組みとして、1月28日に株式会社AirXへの出資を実行しました。これは、(株)BONXに続き出資2回目となります。本出資を通して、SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)を起点とした新たな観光の魅力創出や、「地域をつなぎ 地域とつながり 未来につなげる」を実現し、地域活性化に貢献し、移動環境の変革を目指します。
NEXCO東日本とAirXが共創により描く未来
高速道路のSA・PA等を拠点に、ヘリコプターを始めとするエアモビリティと連携し、地域ごとの特色を活かした、新たな遊覧プラン等旅行商品の販売を通じて、地域の新たな魅力を創出し、持続可能な地域づくりへの貢献を目指します。自然・歴史・文化といった風土を「空から感じる」商品の造成など、当社のアセットを最大限活用します。
さらに、SA・PAやICを陸と空との交通結節点として、空飛ぶクルマなど、AAM(アドバンスド・エアモビリティ)も視野にいれ、災害や復興支援、交通困難地域への移動確保など、空を含めたシームレスな人やモノの移動への変革を目指します。
株式会社AirX
株式会社AirXは、「AirXが人の可能性を解放する」をミッションに掲げ、自由な移動体験と新たな時間を創出し、関わるすべての方の人生の可能性を最大化できる社会を目指しております。
日常の交通に「空」という新たな選択肢を取り入れることで、従来1時間かかっていた移動時間をわずか10分に短縮し、タクシーよりも安価で、電車やバスと同等価格でご利用いただけるよう、エアモビリティサービスの川上から川下まで全てを包括したサービスプラットフォームの開発を進めております。
今回の資金調達を通じて、2027年の「空飛ぶクルマ」の運航開始に先駆け、AirX独自で構築するエアモビリティの予約プラットフォームをより強固なものにしていきます。
NEXCO東日本とAirXのこれまでの取り組み
株式会社AirXは、当社が「ドラぷらイノベーションラボ」第Ⅰ期にて採択した企業です。令和5年10月には、高速道路のSA・PAを離発着地とする国内初(当社調べ)の取り組みとして、東北道 長者原SA(上り線)を離発着地とする遊覧フライトを行いました。この取り組みが記念日や観光でのご搭乗として好評いただいたため、コースを増強して翌年の令和6年9月にも遊覧フライトを実施しました。
この取り組みを通じて、宮城県の豊かな自然、歴史、文化といった風土を「空から感じる」という、SA・PAを起点とした新たな観光資源を創出できました。

会社概要
会社名:株式会社AirX
本社所在地:東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5F
代表者の役職・氏名:代表取締役 手塚 究
設立:2015年2月
事業内容:旅行業、航空運送代理事業
ホームページ
エアモビリティ予約プラットフォームAIROS Skyview
本取り組みの背景
「ドラぷらイノベーションラボ」では、スタートアップ企業等を始めとした新たな技術やサービスアイデアなどを持つ会社と、技術・ビジネスモデルを検証しながら、次世代の高速道路サービスの実現や地域の活性化、社会課題を解決するような事業の創出を目指しています。スタートアップ企業等と技術検証を行った結果、技術等が有益であり、当社事業との親和性やシナジー効果が期待される場合には、出資を通じて事業連携を深化させていきます。
ドラぷらイノベーションラボとは

当社のオープンイノベーションを一層促進し、新たな技術やサービスアイデアなどを持つ会社などと、ラボを通じて技術・ビジネスモデルを検証しながら、次世代の高速道路サービスの実現や、地域の活性化、社会課題を解決するような事業を創出することを目的としています。
当社は、地域と地域をつなぎ、お客さまの「安全・安心・快適・便利」を支えてきました。これらに加えて、さらに、ヒト・モノ・コトの移動に「新しい価値」をご提供し、サステナビリティのある運営を目指します。
当社は、新たな価値創造に向け、引き続き取り組みを強化してまいります。

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