東北の高速道路1,300kmを集中管理する『道路管制センター』 新システムへの移行に伴う運用開始式のお知らせ

　NEXCO東日本東北支社（宮城県仙台市）は、『道路管制センター』のシステムを更新し、新規稼働にあたり運用開始式を行いますので、お知らせします。

　道路管制センターは、東北で初めて高速道路が開通した昭和48年に設置されて以来、高速道路の延伸とともに改良され、お客さまの安全・安心のため交通管制、道路施設制御を行ってきました。

　現システムのベースは東北2ヵ所に設置されていた道路管制センターを仙台1ヵ所で集中管理するための大規模改修が行われた平成9年以来、このたび新たな機器をもってリニューアルします。

　新システムでは、当支社が過去に経験した地震による運用上の経験を踏まえ、ハード・ソフトの両面で対策を講じ、地震時の信頼性を向上させ、今後10年以内の発生確率が70％程度と言われている宮城県沖地震に備えます。

　なお、新システムの地震災害への信頼性について、昨年10月に韓国釜山で開催された「第17回 ITS世界会議釜山2010」において発表し、優秀論文として表彰され、世界でも高く評価されました。

　普段は見る機会の少ない最新の道路管制センターを見学できますので、是非ご参加ください。