関東地域の高速道路における冬用タイヤ装着状況調査結果について(最終報)

令和2年1月24日
東日本高速道路株式会社
関東支社

 NEXCO東日本関東支社(埼玉県さいたま市)では、雪道運転の安全走行を啓発することを目的として、1月中旬に管内の休憩施設において、今年度2回目の冬用タイヤの装着状況調査を実施いたしました。

 冬用タイヤの装着率は小型車平均は73.3%、大型車平均は95.0%、全車種平均で78.8%となりました。前回調査(12月中旬実施)と比較すると、小型車・大型車ともに冬用タイヤ装着率の上昇が見受けられます。特に、小型車については51.8%から73.3%へと大きく装着率が上がっていることがわかりました。

 積雪・凍結路面では、冬用タイヤに比べて夏用タイヤでの走行は事故が増えます。

 普段雪が降らない首都圏地域であっても、路面凍結や降雪に見舞われることがあります。平成30年1月には首都圏を中心に広い範囲で大雪となり、管内の高速道路において通行止めが各地で発生するとともに、スリップによる事故も多く発生しました。

 積雪・凍結路面での夏用タイヤでの走行は大変危険ですので、冬用タイヤの装着又はタイヤチェーンを携行し、安全なドライブをお願いします。

 また、大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が行われるような異例の大雪時には、冬用タイヤでもチェーンを装着しないと走行できない「チェーン規制」を行うこともあります。

 冬の高速道路では、万が一の事態に備えてタイヤチェーンを携行するとともに、このような大雪があらかじめ予想されるときは、不要不急のお出かけを控えていただくようお願いします。

1 冬用タイヤ装着状況調査(第2回)の概要

調査期間

 令和2年1月15日(水)と1月19日(日) 
 ※第1回(前回)は令和元年12月11日(水)と12月15日(日)に実施
 ※第1回、第2回ともに一部の休憩施設では前後の日程で実施

調査箇所

首都圏に近い代表的な休憩施設 降雪地に近い代表的な休憩施設
調査箇所 調査箇所
蓮田SA 那須高原SA
三芳PA 赤城高原SA
守谷SA 横川SA
姨捨SA

2 冬用タイヤ装着状況調査(第2回)の結果(調査台数:全3,367台)

冬タイヤ装着率状況(首都圏・降雪地域別)

  • 首都圏地域では、小型車55.4%・大型車94.7%の装着率。
  • 降雪地域では、小型車91.7%・大型車95.5%の装着率。

各休憩施設における調査結果(装着率・調査台数)

3 NEXCO東日本関東支社からのお願い

  • 『降雪前に早めの冬用タイヤ装着・タイヤチェーン携行』をお願いします。
    夏用タイヤは積雪路面でスリップを起こしやすく、冬道でのスリップ事故は重大な事故につながる可能性がありますので、早めの冬用タイヤの装着・タイヤチェーン携行をお願いします。
  • 『雪道での運転はゆっくりと安全な運転』をお願いします。
    冬用タイヤを装着していても、車間距離を十分に取ってスピードを控えめにし、急ハンドル・急ブレーキなどの「急」の付く操作は行わず、ゆっくりと安全な運転をお願いします。
  • 『お出かけ前もお出かけ中もこまめに情報収集』をお願いします。
    冬の高速道路は天候が急変します。出発地は晴れていても目的地や通過点で雪が降っていることもありますので、お出かけ前もお出かけ中も、道路情報や気象情報などの情報をこまめに確認してください。

 冬の高速道路の「マンがいちモシかして・・」に備えて、安全走行のノウハウを、弊社HP「ドラぷら」でマンモシ博士が動画で紹介しています。

 また、気象情報(予報及び実況)、雪道情報をリアルタイムで弊社HP「どらトラ」等により提供するともに、公式Twitterにてエリアごとに高速道路の通行止めやイベント情報をお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

【ドラぷら】 「冬の高速道路 そのとき、どうする!?」
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【ドラとら】 気象情報(予報及び実況)、雪道情報(ライブカメラなど)
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「雪の高速道路影響予測」

 「大雪特別警報」や「大雪に対する国土交通省緊急発表」が行われるような大雪が予想されるときは、概ね3日前から大雪による高速道路の通行止め予測情報などを提供します。

 このような情報をより多くのお客さまにお届けできるよう、昨年から気象情報会社の株式会社ウェザーニューズと連携し、他の高速道路会社と共同で新たな情報提供サイト「雪の高速道路影響予測」を設けています。大雪の際には情報提供サイトをご確認いただき、大雪地域へのご旅行等の見合わせや広域の迂回など、ご協力をお願いします。

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