東京外かく環状道路(三郷南IC~高谷JCT)開通後の整備効果

令和元年12月25日(水)
国土交通省関東地方整備局
東日本高速道路(株)関東支社
首都高速道路(株)

東京外かく環状道路(三郷南IC~高谷JCT)開通後の整備効果

  • 沿線地域における物流施設の増加により地域の利便性が向上
  • 千葉ベイエリアが身近になり、埼玉・北関東方面からの観光が活発化

<物流>

  • 物流施設の新規立地が120件増加(約5.5倍)(H12~H21年→H22~R元年)
  • 外環道千葉区間沿線地域の工業地地価が約12%上昇(H21年→H31年)
  • 湾岸地域(市川)からの1時間配送圏域が約2割拡大(圏域内世帯数 110万世帯増加)し、首都圏の利便性が向上
  • 中央環状内側の首都高(中央環状含む)の渋滞損失時間が約3割減少(前回公表(1月9日)した減少割合と同様の効果が継続)

<観光>

  • 高速道路から千葉ベイエリアへの出口交通量が6%増加し、埼玉・北関東方面からの観光機会の増加に寄与(H29.9→H30.9)
  • 千葉県(浦安地域)における滞在時間が約150分増加(H29.6~H30.3→H30.6~H31.3)

<安全・安心>

  • 都心から外環道への交通転換により、都心における大型車の交通量は減少傾向
  • 交通事故件数が国道298号に並行する県道で約3割減少し、交通環境が向上

外環道沿線で、物流施設の立地が進展

  • 外環道沿線に新規立地した物流施設は120件(H22年~R元年)。
  • 外環道千葉区間沿線地域の工業地地価は約12%上昇(H21年→H31年)。

急成長のEコマース物流を支援

  • 湾岸地域(市川)は物流拠点が集積し、新たな物流施設が竣工予定。
  • 外環道千葉区間開通により湾岸地域(市川)からの1時間配送圏域が約2割拡大(圏域内世帯数 110万世帯増加)し、首都圏の利便性が向上。

外環道経由への交通転換により都心の渋滞が改善

  • 外環道千葉区間の開通や堀切JCT~小菅JCT及び板橋JCT~熊野町JCTの4車線化により、中央環状内側の首都高(中央環状含む)の渋滞損失時間が約3割減少。
  • 川口JCT⇒高谷JCTにかけての都心経由から外環道経由への転換により、所要時間のばらつきが約20分減少し、時間信頼性が向上。

埼玉・北関東方面から、千葉ベイエリアの観光スポットがより身近に

  • 外環道千葉区間の開通により、千葉ベイエリア(幕張、浦安、葛西臨海公園等)の高速道路の出口交通量(休日)が6%増加し、埼玉・北関東方面からの観光機会の増加に寄与(H29.9→H30.9)。
  • 千葉県(浦安地域)における滞在時間が約150分増加(H29.6~H30.3→H30.6~H31.3)。

外環道への転換が進む大型車

  • 埼玉・千葉間(東北道⇔東関道)の移動において、大型車は開通直後から外環道経由が増加しつづけており、開通1年後(R1.6)には首都高経由が約1割未満に低下。
  • 外環道への転換は大型車が約9割、普通車が約8割となっている。

交通安全性の向上(交差点・生活道路)

  • 外環道(国道298号)に並行する主要な道路(市川松戸線・松戸原木線)の交通事故が約3割減少し、自動車だけでなく、歩行者や自転車の安全性も向上。
  • アンケート結果では、外環道開通後、「生活道路に入り込む車両の減少等により、生活道路の安全性向上など、環境が改善されている」と思うが約7割を占める。

参考

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