関東地域で交通安全キャンペーンを実施します
平成26年9月19日
東日本高速道路株式会社
関東支社
NEXCO東日本 関東支社(東京都台東区)は、秋の全国交通安全運動期間中に高速道路交通警察隊及び高速道路交通安全協議会などの関係機関と合同で「秋の交通安全キャンペーン」を実施します。
今年の関東支社管内の高速道路上の死亡事故件数は25件(※9月18日現在・NEXCO調べ)。昨年同時期と比べると件数が上回っている状況(昨年は24件)です。
この交通安全キャンペーンを通じて高速道路をご利用のお客さまへ、交通安全・運転マナーに関する啓発冊子やキャンペーングッズ等の配布、白バイ、パトカーや道路巡回車の展示、発炎筒の着火体験、落下物の展示など交通安全啓発を行います。
交通安全について、ご理解とご協力をお願いします。
1 交通安全キャンペーン
- 【実施期間】
- 平成26年9月20日(土)から9月30日(火)まで
- 【会場】
- NEXCO東日本関東支社管内の休憩施設や商業施設など16ヶ所で実施
※実施会場・日時等の詳細については、別紙【PDF:68KB】をご参照ください。
交通安全キャンペーン 実施個所 位置図
2 必ず全席シートベルトの着用を!!
秋の行楽シーズンは、家族・友人等で出かける機会が増えると思いますので必ず全席シートベルトの着用をお願いします。
平成26年8月現在の関東支社管内での高速道路において、シートベルトの非着用により車外に放出されて死亡する悲惨な事故が5件も起きています。このような事故は、シートベルトを着用していれば、助かった命と想定されます。
シートベルト非着用の致死率は、平成25年では着用の約18倍にものぼり(下図1)、座席別で見ると特に後部座席同乗者の約8割の方がシートベルト非着用により死亡している状況となっております。(下図2)
平成20年より後部座席もシートベルト着用が義務化されています。シートベルト非着用の場合、(1)自分自身の被害、(2)車外放出以外にも、(3)前席同乗者への加害者となってしまいますので、後部座席同乗者も必ずシートベルトを着用してください。
なお、違反した場合はドライバーに罰則(1点減点)が課せられ、ゴールド免許の特典(免許更新時の講習時間の短縮、自動車保険料の割引など)が受けらなくなります。
3 夕暮れ時の早めのライト点灯
秋は一年の中でも夕暮れとなるのが早くなる時期です。
夕暮れとなる時間帯は、交通混雑や視認性の低下などによる事故が増加するため、事故防止のためにも早めにライトを点灯し、後続車や周りの車に自分の存在を知らせましょう。
また、トンネルの中や濃霧、雨天時など200m先(一般道では50m)が見えない場合は、たとえ昼間であってもライト点灯を励行して下さい。
4 高速道路での死亡事故が急増中
今年は、昨年よりも高速道路での死亡事故が多く発生しています。
特に、貨物車が第一当事者となる死亡事故が昨年と比べると8件も増加している状況です。
今年の死亡事故の主な形態としては、特に「対車両事故」、「対構造物事故」が多く発生しています。
(関東支社 道路管制センター調べ)
特に「対車両事故」の多くは、追突や衝突による事故です。
事故の要因の1つとしては、車間距離を十分にとっていないことがあげられます。
高速道路での車間距離の目安は、一般的に100km/hなら約100m、80km/hなら約80mの車間距離をあける必要があります。(下図1)
高速道路走行中の車間距離を測る目安としては、「レーンマーク」や「視線誘導標」などで、おおよその車間距離が把握できますので、運転中はそれらを目安に車間距離をあけてください。(下図2)
なお、大型車は普通車と比べ視点の位置が高いことから、車間距離が実際よりも長く感じられるため、車間距離が短くなりやすい傾向にありますので注意が必要です。
- 道路交通法では追突事故が多発している背景を受け、「車間距離保持義務違反」の罰則が強化されています。
(違反点数1点⇒2点、反則金5万円以下⇒3か月以下の懲役または5万円以下の罰金)
5 NEXCO東日本からのお願い
秋の行楽シーズンは、次の点に注意して安全運転をお願いします。
- 後部座席も含めて全席シートベルトの着用を!
- 夕暮れ時の早めのライト点灯
- 運転中に眠気や疲れを感じたら、サービスエリアで早めの休憩を!
- 速度超過に注意し、車間距離を十分に取って運転してください。
- 渋滞最後尾では、ハザードランプにより早めに後続車へ合図をお願いします。
- わき見運転は危険です!前方を注視して早めの危険察知を!
※H25年の交通死亡事故の傾向や、事故・故障時等の注意点については、下記HPをご覧ください。
- ツイッターの公式アカウント「NEXCO東日本(関東)」(@e_nexco_kanto)でも情報を配信しています。
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