京葉道路 (下り線) 「付加車線」一部運用開始のお知らせ
平成26年5月28日
※平成26年6月19日追記
東日本高速道路株式会社
関東支社
NEXCO東日本関東支社(東京都台東区)は、京葉道路の渋滞対策として整備を進めております、穴川(中)インターチェンジ(IC)から貝塚IC間の一部完成した区間について、貝塚IC出口に接続する部分の運用を開始しましたのでお知らせします。
また、4月に運用を開始した上り線の付加車線設置後、概ね1カ月間における渋滞発生状況も合わせてお知らせします。
1 下り線の付加車線運用について
1)付加車線の運用区間と開始日時
運用区間 | 運用開始日時 ※ |
---|---|
京葉道路 下り線 付加車線延長 約0.6km(貝塚IC出口の分流車線延伸) | 平成26年 5月28日 午前4時00分 |
※ 運用開始日時は、工事規制が撤去された時刻
- 参考:
- 上り線 穴川(東)IC~貝塚IC 延長約0.7km
平成26年4月24日 午前5時30分 運用を開始済み
2)運用区間の位置
※ 穴川ICの「西」「中」「東」は、料金所名称を示しています。
3)事業の概要
京葉道路 穴川IC~貝塚ICは1日に約10万台の交通量があり、朝夕の通勤時間帯や行楽時期の週末は交通集中に伴う渋滞が慢性的に生じており、渋滞中の追突事故も発生している状況です。
これらの渋滞を緩和し、渋滞中の交通事故を削減するための交通安全対策として、IC間における加減速車線を接続する「付加車線」の整備を進めています。
付加車線を設置することにより区間全体の交通容量が増加し、入口ICからの本線合流や出口ICへ流出する際の車線変更による混雑が少なくなります。このため、本線交通の流れがスムーズとなり、渋滞の緩和や交通の定時性・安全性が向上します。
なお、今回の一部運用開始に伴い、貝塚ICからの流出車両が付加車線を利用することにより、貝塚IC出口の混雑緩和や、本線を走行する車両の速度低下が抑制され、本線の混雑緩和、走行性・安全性の向上といった効果が期待されます。
4)今後の付加車線整備予定
京葉道路(下り線)穴川(中)IC~貝塚IC間の全体的な付加車線の運用は、平成28年春ごろを目標に工事を進めていきます。また、今回、付加車線の運用を開始した区間についても、舗装路面の整備や道路附帯施設の工事を本年7月ごろまで実施する予定です。
ご利用のお客さまには、引き続きご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
5)付加車線(貝塚IC出口分流車線)をご利用されるお客さまへのお願い
- 貝塚ICで流出されるお客さまは、早めに付加車線(分流車線)をご利用ください。
- 付加車線の最高速度は、60km/hとなります。安全な速度で走行してください。
- 渋滞対策工事を今後も継続し実施します。工事区間の走行については、交通規制や縮小された路肩に注意して走行してください。
6)付加車線運用後の状況(千葉市若葉区高品町付近)
2 上り線の付加車線効果について
1)上り線区間[穴川(東)IC~貝塚IC]の付加車線整備効果
平成26年4月24日に先行して付加車線の運用を開始した、上り線の穴川(東)IC~貝塚IC間での渋滞発生状況は、以下のとおりです。
【運用開始以降の4/24(木) から5/21(水)までの28日間における渋滞状況】
(1)渋滞発生状況
- 現時点では、平日の渋滞は発生しておりません。なお、全体の渋滞回数は半減しました。
- 全体の渋滞規模(渋滞量)は、約3割減少しました。
(1) H26年実績 | (2) H24年実績 | (3) 差((1)-(2)) | 率 | |
---|---|---|---|---|
渋滞発生回数 | 10回 | 20回 | ▲10回 | 50% |
渋滞規模(渋滞量) | 293km・時 | 394km・時 | ▲101km・時 | 74% |
- 1 平成24年は、H24.4.26(木) ~ H24.5.23(水)の28日間
- 2 平成25年は、付加車線設置工事に伴う交通規制を実施していた影響から、交通状況が異なるため平成24年と比較しています。
(2)通過所要時間
- 付加車線の設置により、渋滞発生原因となっていたボトルネック部の交通容量が増加したことで、渋滞区間全体の走行速度が改善され、市原ICから宮野木JCTの通過所要時間が約10分間短縮しました。
- 1 市原IC⇒宮野木JCT(延長:22.7㎞)を、渋滞長約20kmが発生した際に通過した時間
- 2 平成26年5月4日と平成24年5月5日との比較
【平成26年6月19日訂正】
(1)付加車線のイメージ図に記載した、下り線の延長
【誤】
【正】