冬の交通安全キャンペーンを実施します
平成25年12月4日
東日本高速道路株式会社
関東支社
NEXCO東日本 関東支社(東京都台東区)は、年末年始に降雪地域に向かわれるお客さまに向けて、高速道路交通警察隊及び高速道路交通安全協議会などの関係機関と合同で、「冬の交通安全キャンペーン」を実施します。
今年の関東支社管内の高速道路上の死亡事故件数は34件(※11月26日現在・NEXCO東日本調べ)で、昨年の年間トータル件数を上回っており、特に前方不注視による追突事故が急増しています。
また、今年の1月に首都圏で発生した大雪により、高速道路上で走行不能となり、車両を放置する事象が多数発生し、長時間の通行止めが発生しました。冬の交通安全キャンペーンでは、お客さまに早めの冬タイヤの装着を呼びかけていきます。
なお、キャンペーンでは氷上での普通タイヤと冬用タイヤのすべりの違いを実感できる「タイヤミュー(μ)」、雪道での安全啓発、パトロールカー(警察・NEXCO)の展示などをご用意しています。
交通安全の取り組みに対して、より一層のご理解とご協力を宜しくお願いします。
1 交通安全キャンペーン
【実施期間】平成25年12月6日から12月20日まで
【会 場】NEXCO東日本関東支社管内の11ヶ所の休憩施設などで実施
※実施会場・日時等の詳細については、別紙【PDF:64KB】をご参照ください。
2 高速道路上での死亡事故多発!
平成25年11月26日現在の関東支社管内の死亡事故件数は34件で、過去5年間の中で最多件数となっています。
死亡事故の主な形態と第一当事者の車種については下図のとおりです。
- 重複要因の事故があるため、合計件数(34件)と一致しない。
- NEXCO東日本関東支社調べ
- NEXCO東日本関東支社調べ
「人対車」・・・・・・・故障時など車外にいる人が後続車に轢かれるケース。
「停止車両」・・・・・故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース。
「車外放出」・・・・・シートベルトの非着用等が原因で、車外へ放出されるケース。
【運転中の事故を防ぐために!】
運転中は次のことに注意して安全運転をお願いします。
- 運転中は前を見て!⇒高速道路は一般道とは違い100キロ近いスピードで走っています。時速100キロで走行した場合は、1秒間に28mも進みますので飲み物などを取るために一瞬でも目を離すだけでも危険です。運転中は前方の状況をいち早く把握して安全運転に心掛けてください。
- 車間は十分にあけて!⇒高速道路はとても速いスピードで走っています。安全な走行をしていただくためにも前の車との間(車間)は十分にあけた運転をお願いします。
- 速度に気をつけて!⇒高速道路を利用する時は、早く目的地に着きたい気持ちが高まって、しらずしらずのうちに速度を上げてしまいます。高速道路では法定速度を守って安全運転をお願いします。
- 早めの休憩を!⇒高速道路で運転していると、景色が流れていくため眠気や疲れを感じる時があるかと思います。眠気や疲れを感じたまま運転すると重大事故につながりますので、そんな時は無理をせずに早めの休憩を取るようお願いします。
【人対車の事故を防ぐために!】
故障等で高速道路本線上に停車してしまった時は、以下の対応をお願いします。
- 絶対に歩き回らない!⇒高速道路は一般道とは違います!同じ感覚での行動は大変危険です!
- 後続車に合図!⇒ハザードランプ・発炎筒・停止表示器材の3点セットで後続車に対する安全措置を執ってください。
- 避難!⇒乗車中の全員が通行車両に注意しながら、ガードレールの外側など安全な場所へ速やかに避難してください。車内や車の近くで待機するのは大変危険です。
- 通報!⇒110番・非常電話・道路緊急ダイヤル(#9910)などで、事故や故障状況を通報してください。
3 雪が降る前に早めの冬装備を!
冬の高速道路は降雪・凍結によって、滑りやすくなります。他のシーズンと同じようなスピードやハンドリングでの走行は非常に危険です。また、積雪の少ない首都圏でもトンネルの出入り口や橋の上などは凍結しやすいので注意が必要です。
また、積雪路面での夏用タイヤは冬用タイヤに比べて制動距離は1.6倍にもなります。お客さまの安全を守るためにも、冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行を早めにお願いします。
(出典:日本自動車タイヤ協会HP、http://www.jatma.or.jp/tyre_psd/othernews01.pdf【PDF:1.6MB】)
4 冬用タイヤの装着率調査の実施
関東支社管内の休憩施設にて、12月中旬に冬用タイヤの装着率調査を実施いたします。結果については、当社HPで公表いたします。降雪地域に向かわれるお客さまは、早めに冬用タイヤの装着をお願いします。
【参考:昨年12月の装着率結果】
用タイヤの装着率は、小型車が約60%、大型車が約93%でした。
小型車の約40%が、夏用タイヤでした。(調査箇所6箇所平均)
※調査期間 平成24年12月12日~平成24年12月16日
※調査箇所 上河内SA(東北道)、友部SA・中郷SA(常磐道)、赤城高原SA(関越道)、松代PA・横川SA(上信越道)
5 ネクスコ東日本からのお願い
冬の高速道路では、車間距離を十分にとってスピードを控えめに、「急ハンドル」、「急加速」、「急ブレーキ」などの「急」の付く操作は行わず、ゆっくりと安全な運転をお願いします。
また、冬期においては、出発地は晴れていても目的地や通過点で雪が降っていることもありますので、出発前に気象情報を予め調べたうえで安全な備えをお願いします。
ネクスコ東日本では、お客さまに高速道路の安全に、また安心してご利用いただくために、除雪作業・凍結防止作業を実施しています。マンがいちモシかしてに備えて、皆様のご理解とご協力をお願いします。
冬の高速道路の「マンがいちモシかして・・」に備えて、安全走行のノウハウを、弊社HP「ドラぷら」でマンモシ博士が動画で紹介しています。
弊社HP「ドラぷら」 「冬の高速道路 そのとき、どうする!?」
⇒https://www.driveplaza.com/special/manmoshi/
気象情報(予報及び実況)、雪道情報をリアルタイムで弊社HP「ドライブトラフィック」により提供しています。
弊社HP「ドライブトラフィック」 ⇒http://www.drivetraffic.jp/map.html
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