ポール型LED誘導灯を活用した交通誘導の試行を開始
令和5年9月19日
東日本高速道路株式会社
北海道支社
NEXCO東日本北海道支社(札幌市厚別区)は、株式会社ネクスコ東日本イノベーション&コミュニケーションズ(東京都港区)、特定非営利活動法人365ブンノイチ(東京都目黒区)およびnon-classic株式会社(福岡県福岡市)と、光を活用した交通誘導にかかる共同開発を行い、10月6日(金)からE5道央自動車道(道央道)苫小牧西インターチェンジ(IC)にて試行を開始します。
これまで、通行止め時に車両が行き先方面のみの通行止めに気づかず料金所を通過する事象が発生していました。今回の運用は情報板等に表示している通行止め情報に加え、新たに料金所手前に設置したポール型LED誘導灯を遠隔操作し、光の動きにより車両へ退出を誘導することで、お客さまに安全に転回のうえ退出をしていただくことができます。
なお、当運用にあたっては、令和3年9月より募集を開始していたアクセラレータープログラム『ドラぷらイノベーションラボ』に応募のありました特定非営利活動法人365ブンノイチと、高速道路の課題解決を目指し、共同研究者と共同開発を行ったものです。
1.概要
- 運用開始
令和5年10月6日(金)13時 - 運用場所
道央道 苫小牧西IC - 運用目的
これまで高速道路通行止め時にはIC周辺に設置している情報板等により通行止め情報をお客さまへお知らせしていましたが、誤ってお客さまがICへ進入される事象が発生していました。
今回の運用は、通行止めに気づかずインターチェンジに進入されたお客さまに対し、料金所手前のロータリー形式の転回場を活用し、新たに共同開発・設置したポール型LED誘導灯により視覚誘導を行い、転回場でのUターンを促し、お客さまに高速道路へ進入せずに退出していただくことを目的としています。
- 今後の運用
今後は、ポール型LED誘導灯の運用の検証を行うとともに、更なる安全性の向上に向け、インターチェンジ入口において"何か違う状態"をお客さまの「五感で感じ」、情報を収集していただくとともに、通行止め等時には、お客さまが高速道路への進入ができないことを感じ、次の行動へと誘導する仕掛けを共同開発していく予定です。
ドラぷらイノベーションラボとは
当社のオープンイノベーションを一層促進し、新たな技術やサービスアイデアなどを持つ会社などと、ラボを通じて技術・ビジネスモデルを検証しながら、次世代の高速道路サービスの実現や、地域の活性化、社会課題を解決するような事業を創出することを目的としています。
当社は、地域と地域をつなぎ、お客さまの「安全・安心・快適・便利」を支えてきました。これらに加えて、さらに、ヒト・モノ・コトの移動に「新しい価値」をご提供し、サステナビリティのある運営を目指します。当社は、新たな価値創造に向け、引き続き取り組みを強化してまいります。
NEXCO東日本グループでは、2021~2025年度までの期間を「SDGsの達成に貢献し、新たな未来社会に向け変革していく期間」と位置づけ、様々な取り組みを行っています。
今回の「ポール型LED誘導灯を活用した交通誘導」については、技術向上及びイノベーションにより、安心・安全で信頼できる高速道路の提供につながる事業活動としてSDGs目標の8、9番に貢献するものと考えています。
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