日勝峠災害復旧事業が「土木学会技術賞」を受賞

~国道274号日勝峠災害復旧事業が評価~

平成30年5月15日
北海道開発局
東日本高速道路(株)北海道支社

 平成28年8月からの台風10号の影響により、国道274号日勝峠及び道東自動車道で発生した大雨災害の復旧事業が評価され、室蘭開発建設部、帯広開発建設部、NEXCO東日本北海道支社、R274日勝峠災害復旧関連工事推進協議会(日高側)及び日勝峠復旧工事連絡協議会(清水側)が、公益社団法人土木学会から「技術賞(II)」を受賞することになりましたのでお知らせします。

 平成28年8月30日からの台風10号の影響による観測史上最大の降雨により、国道274号日勝峠は、日高町千栄~清水町清水間の約44kmにおいて、道路の洗掘と喪失、落橋、擁壁や覆道等の構造物損傷など、被災箇所が66か所に達する甚大な被害を受けました。

 室蘭開発建設部及び帯広開発建設部では、調査会社及び建設会社と協力して1日も早い復旧に向け、ICT導入による工期短縮や輻輳する多数の工事間の調整を図り、厳冬期も含めた通年での復旧作業を進めた結果、平成29年10月28日に通行止めを解除することができました。

 また、被災直後は、道央圏と道東圏を結ぶ5つの峠と道東自動車道が通行止めとなり、所要時間が通常時よりも3時間増加する状況となりましたが、NEXCO東日本北海道支社では、道東自動車道通行止め区間の緊急復旧作業を迅速に進め、作業開始から23時間30分後の9月1日8時に通行止めを解除し、道央圏と道東圏の人流・物流を確保しました。

 このような一連の取組が評価され、この度、公益社団法人土木学会から「技術賞(II)」を受賞することとなりました。なお、表彰式は、6月8日(金)に東京において執り行われます。

  • 土木学会「技術賞(II)」
    土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる画期的なプロジェクト。

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