新たな高速道路サービス創出と地域社会の課題解決に向けて『ドラぷらイノベーションラボ』第Ⅳ期共創パートナー募集開始!
令和6年7月31日
東日本高速道路株式会社
NEXCO東日本(東京都千代田区)は、アクセラレータープログラム『ドラぷらイノベーションラボ』(以下、本プログラム)の第Ⅳ期パートナー企業募集を2024年8月1日より開始します。
1.プログラム実施の背景
当社はこれまでお客さまの「安全・安心・快適・便利」を追求し、地域と地域を"つなぐ"インフラを担う企業として"ヒト"と"モノ"の移動を支えてきました。近年、テクノロジーの進化や社会における価値観が多様化する中、我々もヒト・モノ・コトの移動に新しい「価値」をもたらし、持続可能な社会の実現に貢献する必要があると考えています。
新たな高速道路サービスの創出と実現に向け、様々なビジネス領域で大きな成長を志向するビジネスパートナーと、多くの強みを有する当社との共創による変革の加速を目指し、2021年に高速道路会社初のアクセラレータープログラムをスタートしました。なお、現在は第Ⅲ期募集で採択された企業を中心に、新たなサービス実現に向けた実証実験を展開しています。
(※別紙「参考資料」【PDF:513KB】参照。)
2.プログラム内容
本プログラムは、新たな技術や、革新的なビジネスアイデアを有し、未来の高速道路サービスに向けたイノベーションに意欲的な共創パートナーと、当社が保有する高速道路やサービスエリア・パーキングエリア(以下、SA・PA)などの実証フィールド、リソースや検証予算等を活用しながら、社会課題を解決し、ヒト・モノ・コトの移動に「新たな価値」をもたらすサービス・プロダクトの社会実装を目指します。
3.募集テーマ
本プログラムでは、昨年度と同じ4つのテーマに加え、中期経営計画の見直しを踏まえて、当社が早期の解決を目指している課題について募集する3つのテーマを設定し、合わせて7つのテーマで共創パートナーを募集いたします。
高速道路の新たな体験価値を幅広く募集する4つのテーマ
- 次世代に向けた高速道路事業のアップデート
北海道から関東まで東日本3,943km、1日296万台が利用するNEXCO東日本の高速道路。建設から50年以上が過ぎて老朽化対策等が急務な一方で、テクノロジーの急速な進展とともに自動運転車やコネクテッドカーの普及が現実となりつつある社会で、「安全・安心」や「快適・便利」をこれから数十年先も向上し続け、ヒト・モノ・コトの移動における提供価値をアップデートする。- 次世代高速道路(203X年)に向けた「安全・安心」の実現
- 新しい移動体験による「快適・便利」を提供
- 高速道路の更なる利便性向上
(共創例) - サービスエリア・パーキングエリアの更なる価値向上
東日本エリア328カ所、お客さまの憩いの場としてのSA・PA。いつも地域経済に寄り添い、都市と地域、地域と地域を"つなぐ"ハブ・地域同士の結節点として活性化にも貢献してきた。これまでの「リフレッシュ空間」としての存在に加え、テクノロジーやサービスを深化させ、新たな顧客体験を提供し、SA・PAの更なる価値向上を実現する。- SA・PAでの新たな顧客体験の提供
- SA・PAを"人が集まる場"へ
- 地域コミュニティを活性化させる場づくり
(共創例) - 各種アセットを起点とした地域連携強化や新事業創出
1日296万台のお客さまとの接点や走行データ。不動産・金融・旅行などの事業。NEXCO東日本が管理する多様で広大なフィールドで、テクノロジーの活用やソリューションの実装によって新たな顧客体験を提供し、従来の価値を向上させることはもちろん、更なる付加価値を提供する事業体へと進化・深化させる。- SA・PAをハブとした地域活性化の推進
- "移動機会"の創出と"移動体験"の提供
- 各種アセット・データの新たな活用方法
(共創例) - サステナブルな事業運営とSDGsへの貢献
人々の移動と経済を支えるインフラ会社だからこその責任。カーボンニュートラル・脱炭素社会・循環型社会の実現、自然災害への対策、地域や沿道の生活環境の向上、人口減少・高齢化に適応した運営方法の確立など、いつの時代でもサステナビリティのある事業運営を実現していく。更に、各ステークホルダーとも連携した社会全体のサステナビリティ・SDGsに貢献するスキーム構築を目指す。- カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現
- 循環型社会の実現
- インフラ機能の安定提供
(共創例)
当社が早期の解決を目指す課題について募集する3つのテーマ
- 長距離ドローンを活用した道路管理業務の効率化・省力化
NEXCO東日本が管理する高速道路網は、都市部もあれば山間部にも存在する。インフラとして、通常時はもちろん、非常時でも、常に安全・安心を確保していく責務がある。長距離ドローンのテクノロジー・ソリューションを活用した道路管理業務の高度化は、これからの時代において必要不可欠であり、パートナーとの共創でその実現を目指す。- ドローンを活用した高速道路・橋梁の点検
(共創例) - リアルタイムでの高速道路上の異常検知・アラート通知
高速道路は一般道と比較して、「輸送時間の短縮」・「輸送コストの軽減」・「交通事故の減少」といったメリットをもたらす。非常に高い速度域で走行する道路空間を安全に利用いただくためには、小さな異常やトラブルを早期に、正確に検知し、対策していくことが求められる。お客さまの安全のために、テクノロジーを保有するパートナーとの共創で、異常検知と復旧の高度化を実現する。- リアルタイムな異常検知と対処の実現
(共創例) - 構造物の点検業務・調書作成の効率化・自働化
高速道路の「安全・安心」を守るためには、日々の保守・点検はもちろんのこと、5年に1度の詳細点検も義務づけられている。これらはお客さまの安全確保・構造物の延命には必要不可欠である一方、点検結果の調書作成・管理に膨大な時間とコストを要している。調書作成・データ管理の業務をテクノロジー活用で効率化、自働化し、よりサービス向上へと注力できる環境をパートナーと共に早期に構築する。- テクノロジーによるインフラ管理の効率化・省人化
(共創例)
4.スケジュール
本プログラムは、以下のスケジュールで実施します。
なお、本プログラムでの検証の結果、継続する価値が高いと判断した取り組みに対しては、事業化に向けて更なる投資等を行うことを検討します。
2024年8月1日 | エントリー開始 |
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2024年8月8日 | プログラム説明会(オンライン開催)
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2024年9月5日 | 早期応募締切 |
2024年10月1日 | 最終応募締切 |
2024年10月18日(予定)~ | 書類選考・面談選考 |
2024年11月(予定) | 審査結果通知/インキュベーション開始 |
2025年1月(予定) | 採択案件の公表 |
2025年2月以降(予定) | 実証実験/PoC※実施 |
- PoC:Proof of Conceptの略。コンセプト検証
5.応募資格
- 法人登記がなされていること(企業規模は問いません)
- プロダクトや技術をお持ちであること
6.応募方法
NEXCO東日本 ドラぷらイノベーションWebサイト内に 「E-NEXCO OPEN INNOVATION PROGRAM 2024」を公開します。以下のURLよりご応募ください。
https://www.driveplaza.com/innovation_lab/
7.本プログラムに関するご質問・お問い合せ
ご質問・お問い合せは、以下までお気軽にお問い合せください。
ドラぷらイノベーションラボ事務局 i_lab@e-nexco.co.jp
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