暫定2車線の高速道路 区画柵の設置について
2021年10月6日
東日本高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本は、重大事故につながりやすい暫定2車線区間での高速道路の正面衝突事故防止対策として、ラバーポールに代えて区画柵の設置、検証を行っております。
また、2018年6月15日に国土交通省が公表した「暫定二車線の高速道路のワイヤロープ設置方針について」及び2020年3月31日に公表した「暫定2車線の高速道路における新たなワイヤロープ設置方針について」を通じ、土工部、中小橋梁※1については、ワイヤロープを本格設置しており、2022年度内の概成を目指しております。
長大橋梁※2及びトンネルについては、2021年6月8日の「高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会（第5回）」を踏まえ、センターパイプ、センターブロックを試行的に設置することを決定しましたので、今般、以下の6カ所において、試行設置を開始することをお知らせします。
今後、正面衝突事故防止対策としての有効性、適用性の検証を行い、引き続き交通安全対策に取り組んでまいります。
- 中小橋梁：橋梁延長50m未満の橋梁
- 長大橋梁：橋梁延長50m以上の橋梁
区画柵試行設置箇所
| 会社名 | 道路名 | 設置区間 | 設置箇所 | 区画柵 | 延長注1 | 設置 予定時期 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NEXCO 東日本 |
E5道央自動車道 （道央道） |
森もりIC～落部おとしべIC | カド川橋かわばし | センター パイプ |
195ｍ | 10月中旬～ 11月上旬 |
| 落部川橋おとしべがわばし | センター ブロック |
240ｍ | 10月中旬～ 11月上旬 |
|||
| NEXCO 中日本 |
C3東海環状自動車道 （東海環状道） |
美濃加茂みのかもIC～富加関とみかせきIC | 栃洞とちぼらトンネル | センター ブロック |
188ｍ | 11月上旬～ 11月中旬 |
| E52中部横断自動車道 （中部横断道） |
新清水しんしみずJCT～富沢とみさわIC | 福士川第三橋ふくしがわだいさんきょう | センター パイプ |
55ｍ | 11月中旬～ 11月下旬 |
|
| NEXCO 西日本 |
E2山陽自動車道 宇部下関線 （山陽道 宇部下関線） |
宇部うべJCT～宇部うべIC | 奥堤橋おくづつみばし | センター ブロック |
97m | 11月上旬 |
| E10東九州自動車道 （東九州道） |
中津なかつIC～宇佐うさIC | 今仁いまにトンネル | センター パイプ |
174m | 11月上旬～ 11月中旬 |
注1 構造物延長であり、実際に設置する延長とは異なります
区画柵とは※3
以下の技術的性能が確認された技術であり、「道路上の柵又は駒止め」の一つとして、建築限界内において設置可能
- 高速道路の暫定2車線区間に限っては、「防護柵」に準じた安全性が確保される
- 車両の安全かつ、円滑な通行の確保に資するものであり通行の障害とならない
- ※3 高速道路の正面衝突事故防止対策に関する技術検討委員会（第5回）資料6より
- ※4 試行的に区画柵として位置付け
別添資料
参考
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