「E－ハイラジ」アプリを10月29日12時よりサービス開始

　NEXCO東日本（東京都千代田区）は、公益財団法人日本道路交通情報センター（以下、JARTIC）と共同で、道路交通情報提供の高度化・多言語化を目指し、次世代ハイウェイラジオアプリ「E－ハイラジ」による実証実験を開始します。

1．概要

　「E－ハイラジ」アプリは従来のハイウェイラジオと異なり、高速道路本線上のどの場所を走行中でも情報を取得することができ、緊急事象の危険回避や適切な経路選択にお役立ていただけます。具体的には、進行方向の直近で発生した事故や落下物などの≪緊急情報≫をプッシュ配信いたします。また、同乗者の方が、アプリ上でリクエスト操作をすることで、進行方向の通行止めや渋滞などの≪道路交通情報≫を配信いたします。アプリで受信した情報は端末の音声再生機能で聴取いただけます。

• 運転中のスマートフォンの操作は道路交通法に基づき禁止されています。同乗者の方のご利用をお願いします。

　さらに、「E－ハイラジ」アプリでは、日本語以外を母語とするお客さまへ向け、多言語（日、英、中（簡体、繁体）、韓、タイ）による情報提供を行います。なお、この情報はJARTICを通じてWebサイト「イベントWeb」で提供し、ご出発前のお客さまにもご利用いただけるようにいたします。

　NEXCO東日本は、高速道路の安全・安心の更なる向上を目指し、道路交通情報の高度化・多言語化に係る実証実験をJARTICと共同で千葉エリアの3路線（京葉道路、東関東道 高谷JCT～潮来IC、新空港道）で実施いたします。実証実験では高速道路のどの場所を走行中であっても情報を取得可能となるシームレスな情報提供について有効性を検証するとともに、多言語による情報提供により日本語以外を母語とするお客さまが高速道路を走行中や出発前に道路交通情報を取得可能となることによる有用性を検証する予定としています。この検証を通じて、NEXCO東日本では引き続き道路交通情報提供の高度化・多言語化に取り組んで参ります。

• 配信に遅れが生じ、ご迷惑をお掛け致しましたが、現在はご利用いただけます。

2．使用方法

• 出発前に「E-ハイラジ」を起動します。「位置情報の利用」「通知の送信」を許可してください。音声操作を行う場合は「マイクへのアクセス」を有効にしてください（以下、【】は音声操作可能）。
• 実証実験エリア（図2）の高速道路上で走行位置・進行方向が判定されると、自動で走行時画面に遷移します。
• 画面下部の【再生ボタン】により、≪道路交通情報≫が音声により再生されます。
• 【JCTボタン】で方向選択ダイアログが開きます。ダイアログ画面で【進行方向】を選択することにより方向別の再生が可能です。
• 進行方向の直近に事故や落下物がある場合は、≪緊急情報≫が自動で再生されます。

　操作方法は、WEBサイト「ドラぷら」にも紹介していますので、ご参照ください。

3．イベントWeb（JARTIC）

　共同実証実験の一環として、「E－ハイラジ」にて配信を行う≪道路交通情報≫はJARTICのWebページ「イベント開催時情報提供サービス（以下、イベントWeb）」にて公開いたします。日本語を含む5言語（日、英、中（簡体、繁体）、韓）で聴取可能です。（画面のイメージは別紙【PDF：246KB】参照）

4．注意事項

• 運転者によるスマートフォンなどの注視・操作は、重大事故を引き起こす原因にもなる危険な行為ですので、絶対におやめください。スマートフォンの操作が必要な場合は、運転者以外の同乗者の方が操作をして頂くようお願い致します。
• 「E-ハイラジ」で配信される情報の言語は端末の言語設定に応じて自動的に選択されます。
• 本資料中の画面表示や音声の内容は開発中のものであり、予告なく変更する場合があります。
• 事象の把握に時間を要することや移動時間内に道路交通状況が変化することがあります。実際の道路状況や交通規制と異なる場合がありますので、十分注意して通行してくださいますようお願い致します。