オープンイノベーションによる対話接客システム(人工知能)の実証実験を開始します
平成28年11月10日
東日本高速道路株式会社
東日本高速道路株式会社 (代表取締役社長:廣瀨博/以下「NEXCO東日本」)は、高速道路の休憩施設におけるお客さまサービスの更なる向上を図るため、株式会社Nextremer(代表取締役:向井永浩/以下「Nextremer」)が開発した対話接客システム(人工知能)を用いた高速道路の交通情報や観光情報提供サービスの共同実証実験を、平成28年11月19日から翌年3月(予定)まで、関越自動車道高坂サービスエリア(以下「SA」)(下り線)で実施します。
なお、実証実験開始に先立ち、11月19日(土)10時より、関越道 高坂SA(下り線)において、本システムに登場する株式会社湖池屋の人気キャラクター「スリーポリンキーズ(等身大)」も駆けつけ、デモンストレーションを実施します。(概ね1時間程度)
NEXCO東日本では、オープンイノベーションを推進し、先進的なサービスや技術を活用して、高速道路をご利用されるお客さまへ更なるサービスを提供してまいります。
- 1オープンイノベ-ションとは、これからのイノベーションの創出として外部等から技術やアイデアを取り込むことで新しい価値を創り出すこと。(出典:経済産業省「オープンイノベーション白書」)
サービス画面イメージ
実証実験目的
人工知能を活用した対話接客システムの利用状況等のデータ取得を行い、将来的な活用の可能性や課題を探り、より良いお客様サービスにつなげていくことを目的としています。
実証実験概要
インフォメーション付近にデジタルサイネージを1台設置し、対話接客システム(人工知能)によるお客さまとの質疑応答等、接客サービスを実施します。
- スリーポリンキーズ(株式会社湖池屋キャラクター)がお客さまの質問にお答えします。
- 音声案内とともに、ディスプレイ上に画像やアニメーションで表示します。
- 高速道路の交通情報、SAの施設や店舗の情報のほか、周辺観光情報などの案内を予定しています。
- 利用状況等を通じてサービス内容を評価し、今後の実用化等の検討を行います。
設置場所
関越自動車道 高坂SA(下り線)「インフォメーション」横
実施予定期間
平成28年11月19日(土)※2~平成29年3月31日(金)7:00~19:00
- 2平成28年11月19日(土)の実証実験の開始は、デモンストレーション実施のため11:00からとなります。
参考
実験に使用する対話接客システム(人工知能)について
本実証実験で使用する対話接客システムは、Hondaの研究開発子会社である株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンが研究してきた人工知能(AI※3)の成果の一つである言語処理を支援するソフトウェア「対話システムツールキット」を活用し、AIのベンチャー企業であるNextremerが開発した対話型インターフェース・ソフトウェアを使用したものです。
なお、同ソフトウェアは、会話を学習することで知能を蓄積し、より高度な会話を実現できることを特徴としています。
※3 Artificial Intelligence
- 設立年月日
- 2012年10月5日
- 本社所在地
- 〒175-0094 東京都板橋区成増1-30-13 トーセイ三井生命ビル
- 代表者
- 代表取締役CEO 向井永浩
- 事業内容
- ・AIを活用した対話エンジン開発・サービスの提供並びにオープンイノベーション事業
(他企業との共同開発/共同研究)
- 設立年月日
- 2003年1月6日
- 本社所在地
- 〒351-0188 埼玉県和光市本町8-1
- 代表者
- 代表取締役社長 辻野 広司
- 事業内容
- ・先端科学技術の研究および開発
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