GWのお出かけはドライブマナーにもご注意を!!

平成24年4月20日
東日本高速道路株式会社

 NEXCO東日本(東京都千代田区)は、2月13日から15日にかけて東日本地域(当社の営業エリア)の1都1道14県にお住まいの1,000名を対象に、「高速道路のマナーに関する意識調査」を行いました。その結果を取りまとめましたので、お知らせいたします。

 待望のゴールデンウィークもいよいよ目前に。高速道路で、いつもより遠出をお考えの方は交通安全はもちろん、マナーを守って楽しいドライブにお出かけください。

【調査概要】

1.調査対象地域:当社営業エリア内にある16都道県
      (北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、
      茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県)

2.調査手法:インターネット調査

3.調査期間:平成24年2月13日~15日

4.調査対象人数:1,000名(18歳以上の男女)
       各都道県の人口構成比に応じて対象数を配分。また、性別・年代の構成比に
       応じて対象数を配分)

【調査結果】

 以下の結果は、調査対象者のうち高速道路を年間5回以上利用する方550名を対象として集計しました。

1-1. 最も気になるマナー違反は「急な車線変更」。50代女性

 『最も気になるマナー違反』について聞いたところ、「急な車線変更」(26.2%)、「無理な追越」(22.7%)、「あおり運転」(22.5%)の順に多くなりました。3項目とも車が団子状態のときに起こりやすい違反ですが、それぞれマナーというよりルール違反に近い場合が少なくないと見られ、それだけに身の危険を感じることから、多くの支持が集まったものと思われます。

 この結果を、性別と年齢別でさらに詳しく見ると、男性では全年齢層で「急な車線変更」と「あおり運転」をあげる人が多く、「無理な追越」については60歳以上の方が35.5%と、他の年齢層を15ポイント近く上回っています。

 一方、女性では、「急な車線変更」が男性を10ポイント以上、上回っており、特に50歳代では44.2%と性別、年齢層別でも飛びぬけて高くなっています。また、「あおり運転」は各年齢層で大きな特徴はなく、それぞれ男性と同様の傾向が見られますが、「無理な追越」は60歳以上では男性とほぼ同レベルであるものの、他の年齢層では男性より5~15ポイントほど高い傾向となっています。

 以上の結果となった理由は定かではありませんが、当社のお客さまセンターに寄せられるご意見の中には、「自分の車の後をまったく確認せず、どんな状況か確認せずに走っている車が多過ぎる」という指摘が少なくなく、そうしたことを加味して考えると、実は自分自身が「急な車線規制」や「あおり運転」、「無理な追越」を他車にさせてしまうような状況を作り出してしまっているケースもあるのかもしれません。もちろん、そのような行為は交通ルール違反ともなる危険な運転であり、一歩間違えば事故につながりかねない運転であるため、けして認められるものではありませんが、まずは自ら用心ということも身を守る大事なポイントなのかも知れません。

1-2. 「あおり運転」と「追越車線走行」は北が高いっ・・・?!

 ここでは、『最も気になるマナー違反』についての回答を県別に集計してみました。その結果、全回答者で全体では3番目に多かった「あおり運転」は宮城県が38.1%でトップ。以下、北海道(35.1%)・山形県(33.3%)と続き、4番目に千葉県(30.9%)が。続いて長野県(27.3%)となりました。その他の都県は20%前後かそれ以下という状況をみると、北に位置する道県でやや高めの数字が出ているように映ります。

 一方、全体では2番目に多い「無理な追越」は、青森県が35.7%でトップ。続いて、茨城県が33.3%で2番目。以下、秋田県(30.0%)・新潟県(28.6%)と続く結果となりました。こちらも、どちらかと言えば北に位置する道県が高い傾向と言えます。

 なお、全体では最も気になるマナー違反となった「急な車線変更」は、岩手県と神奈川県が38.9%でトップに。続いて、埼玉県(28.6%)・長野県(27.3%)・福島県(26.9%)と続きますが、総じて各都道県とも20%程度となっており、県別の顕著な傾向の違いは見られませんでした。

2-1. 「あっちゃ~ァ、やっちゃった!!」は、追越車線をずっと走行

 前の設問は他人の行動について聞きましたが、ここでは自分自身の行動について『思わずしてしまったマナー違反』について聞いてみました。

 するとトップは、「追越車線を走り続ける」の28.4%で、他の答えを大きく引き離す結果となりました。この答えを選択した人の性別ごとの年齢構成をみると、男性の50歳代では43.1%、30歳代で38.5%の方が追越車線を走り続けるを選択しています。

 一方、女性では、「追越車線を走り続ける」を上げた人は男性と同様に各年齢ともに多かったものの、各年齢層ともに他の回答を上げる率も多く、男性ほど顕著な傾向ではないように見受けられます。

 ちなみに、追越車線をずっと走り続けるのはマナー違反ではなくルール違反にも。もちろん、程度にもよるのでしょうが道路交通法違反で反則切符を切られてしまうこともあるようですので、くれぐれもご注意を! それよりなにより、大名行列の先頭を行くように後続車をしたがえることで、次第に後続車の車間距離が短くなってしまい、それにイライラが募ることで接触事故につながってしまうケースさえあります。ぜひ、ぜひ、前だけでなく後ろも、右も左にも注意して、安全運転をお願いしたいところです。

【アンケート集計結果グラフ】

NEXCO東日本では、
「HEARTFUL HIGHWAY ~みんなのハイウェイに みんなのマナーを~」
をキャッチコピーにマナーアップに取り組んでいます。

≪『HEARTFUL HIGHWAY』とは?≫

急な車線変更をされて怖い思いをした。

大型車専用スペースに駐車している小型車を見た。

サービスエリアに家庭ごみが捨てられているのを見た。

高速道路でそんな経験はありませんか。

また、自分がしてしまった経験はありませんか。

みんなが使う道だから、みんなのマナーが必要です。

HEARTFUL HIGHWAYとは、高速道路を利用されるすべてのお客さまに、知ってほしいルールや気づいてほしいマナーをお伝えすることで、お客さまとともに高速道路をもっと安全で快適な場所にしていく取り組みです。

≪NEXCO東日本 マナーアップキャラクター≫