「緊急施設」の技術と設備の用語集
車の故障・事故・異常気象などの何らかの問題が発生したときに備えて、高速道路には、様々な設備があります。
非常電話・非常駐車帯・チェーンベース・距離標などがあります。
非常駐車帯ひじょうちゅうしゃたい
故障車・緊急車両・道路管理車両等が、停車することを目的に道路の左路肩に設置されています。設置間隔は、土工部・橋梁部では約500m毎に設置しています。トンネル内においては約750mをめやすに設置しています
非常電話ひじょうでんわ
高速道路上で事故など非常事態発生時には、利用者が高速道路の管理者などに速やかに連絡出来るように路側やトンネル内に非常用の電話機を設置しています。受話器をとると、非常電話機から直接交通管制室につながり通話ができます。
なお、非常電話機は高速道路の左路肩に1Km間隔で設置されており、さらにインターチェンジ・サービスエリア・パーキングエリア・バスストップ・非常駐車帯にも設置されています。トンネル内には、約200m間隔で左路肩側に設置されています。
緊急避難通路きんきゅうひなんつうろ、緊急通路きんきゅうつうろ
トンネル内に設置されており、緊急時にお客さまが容易に避難できる設備です。
避難通路には、避難坑と避難連絡坑の二種類あります。
避難坑は、本線トンネルとは別 に避難用に作られたトンネルです。避難連絡坑は、トンネルが並走する場合に反対側のトンネルに退避できる設備です。
緊急開口部きんきゅうかいこうぶ
トンネル坑口の中分側に設けられた緊急駐車帯です。トンネルが不通 となった場合などに、開口部を開放してUターンできるように設置された施設です。