橋梁
老朽化の進展、凍結防止剤や飛来塩分による塩害、重交通による疲労などの影響により発生した変状に対して、橋梁の上部構造(床版、桁)で計画的かつ大規模な修繕を実施することにより、変状の進行や新たな変状の発生を抑制します。
床版の取替
ひび割れや剥離などが進行した鉄筋コンクリート床版をより耐久性の高いプレストレストコンクリート床版に取替えます。工事による通行への影響を軽減させるため、通行止めを行わず対面通行規制により片側ずつ取替えます。
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コンクリートの剥離、鉄筋の腐食、露出 -
床版上面のコンクリートの土砂化 -
床版取替え工事のイメージ
床版修繕の施工
鉄筋コンクリート床版の強度向上のために厚くするとともに、劣化の進行を抑制するために、防水層に高性能な床版防水を施工します。
桁の補強
鋼橋の疲労亀裂に対して、補強部材により車両走行に伴う応力集中の緩和及び低減を図ります。
トンネル・土構造物
旧基準の設計・施工による影響や地盤材料の劣化の影響による変状が発生した状況に対して、のり面全体またはトンネル全体の長期安定性を確保するため、計画的かつ大規模な修繕を実施することにより、変状の進行や新たな変状の発生を抑制します。
インバート(トンネル底面の逆アーチに仕上げられた覆工部分)の設置
トンネル周辺の土圧の増加に対して、インバートを設置することにより閉合構造とし安定性を向上させます。
グラウンドアンカー
防食機能が低い旧タイプアンカーに変わり、新タイプアンカーを施工することにより切土のり面の長期安定性を確保します。