新潟県内の高速道路に関する令和4年度冬期の降雪状況等について
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令和5年5月30日
東日本高速道路株式会社
新潟支社
NEXCO東日本新潟支社(新潟市中央区)管内の降雪状況等(交通事故・通行止め)や寒波対応について、報告します。
令和4年度冬期のポイント
- 管内平均降雪量(令和4年11月~令和5年3月)は、363cm。過去5年平均(平成29年~令和3年)と比較して約1割減少(▲39cm)。
- 冬期(令和4年11月~令和5年3月)の管内事故件数は、580件。過去5年平均(平成29年~令和3年)と比較して、約2割減少(▲134件)。
- 冬期(令和4年11月~令和5年3月)の管内通行止め回数は、74回。過去5年平均(平成29年~令和3年)と比較して、約2割減少(▲21件)。
- 管内事故件数が減少した要因は、管内平均降雪量が減少したこと、計画的な雪氷対策作業・冬季注意喚起広報の強化・視線誘導灯の増設などにより、事故に繋がるような状況が少なかったためと考えられます。
- 1月24日から強い冬型の気圧配置となり、今冬一番の非常に強い寒気が流入し、大雪になりました。そのため、国土交通省北陸地方整備局等の関係機関と緊密に連携した上で、高速道路と直轄国道の同時通行止め(上越地域にて最長14時間)を行い、集中的に除雪作業を行いました。
- 当社グループにおいては、大雪時の往来の抑制を目的として、1月23日から26日まで来客窓口や打ち合わせ等の一部業務を休止しました。
1.降雪状況
- 管内平均降雪量(令和4年11月~令和5年3月)は、363cm。
- 過去5年平均(平成29年~令和3年)と比較して約1割減少(▲39cm)。
- 令和4年12月及び令和5年1月の管内平均降雪量は、過去5年平均と比べ、約1割増加(12月:△14cm、1月:△6cm)。
- 令和5年2月の管内平均降雪量は、過去5年平均と比べ、約3割減少(▲43cm)し、87cm。
- 12月及び1月の管内平均降雪量が増加した要因は、冬型の気圧配置が続き、寒気の影響を強く受けたためと考えられます。
- 2月の管内平均降雪量が減少した要因は、冬型の気圧配置が続かずに、寒気の影響をあまり受けなかったためと考えられます。
2.交通事故状況
- 冬期(令和4年11月~令和5年3月)の管内事故件数※は、580件。
- 過去5年平均(平成29年度~令和3年度)と比較して、約2割減少(▲134件)。
- 管内事故件数が減少した要因は、管内平均降雪量が減少したこと、計画的な雪氷対策作業・冬季注意喚起広報の強化・視線誘導灯の増設などにより、事故に繋がるような状況が少なかったためと考えられます。
- 特に、令和5年2月の管内事故件数は、過去5年平均と比べ、約4割減少(▲72件)し、98件。
※NEXCO東日本新潟支社調べ
【参考 令和4年度通年事故発生状況】
令和4年度通年で見ると、冬期に事故が多く発生していることが分かります。
3.通行止め状況
- 冬期(令和4年11月~令和5年3月)の管内通行止め回数は、74回。
- 過去5年平均(平成29年~令和3年)と比較して、約2割減少(▲21回)。
- 令和5年1月の管内平均降雪量は、過去5年平均と比べて増加。一方、管内通行止め回数は、過去5年平均と比較して、約5割減少(▲22回)し、19回。
- 管内通行止めが減少した要因は、冬期間の広報強化により冬道に対する安全意識が高まったことや、適時・適切な排雪作業をおこなったことで、車線を塞ぐなどの通行止めにつながる状況が少なかったためと考えられます。
4.寒波対応について
- 令和4年12月18日~20日
- JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)発生の影響もあり、12月18日から20日にかけて新潟県内では気象予測を上回る大雪となりました。降雪が強まっていく中で、18日夕方から同時多発的に発生した事故により、高速道路では広範囲・長時間に及ぶ通行止めが発生しました。特に、長岡・柏崎周辺地域では通行止め解除まで最長52時間を要し、国道8号や国道17号にて車両滞留が発生しました。
- 令和5年1月24日~30日
- 今冬一番の非常に強い寒気が流入する恐れがあったため、5機関共同(新潟地方気象台等)による緊急発表を実施しました。
- 1月24日から強い冬型の気圧配置となり、今冬一番の非常に強い寒気が流入し、大雪になりました。そのため、国土交通省北陸地方整備局等の関係機関と緊密に連携した上で、高速道路と直轄国道の同時通行止め(上越地域にて最長14時間)を実施しました。上越地域では時間最大10cmの降雪となりましたが、関係機関と連携し、集中除雪を行いました。
- 新潟県内の広範囲で強い降雪が予測されたため、これまでの出控え広報だけではなく、往来の抑制を目的として、当社グループにおいては、1月23日から26日まで来客窓口や打ち合わせ等の一部業務を休止しました。
5.次冬期に向けての雪氷対策
現地状況把握のためのWEBカメラ増設・行動変容につながる効果的な情報発信などの雪氷対策を継続するとともに、以下に示す新たな対策にも取り組んでまいります。
- 重大事故回避のための実勢速度低減策の強化
- 初冬期(12月)における注意喚起広報の強化
NEXCO東日本グループでは、2021~2025年までの期間を「SDGsの達成に貢献し、新たな未来社会に向け変革していく期間」と位置づけ、様々な取り組みを行っています。
今回の「新潟県内の高速道路に関する令和4年度冬期の降雪状況等について」については、安全な道路空間の提供などにつながる事業活動としてSDGs目標の3番、9番、11番、13番に貢献するものと考えています。
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